イマジナリーな兄さん

兄さんについて喋ってみようかと思います、今回は。

兄さんは、それこそ何処から生じたのか分からない、マモノの兄さんです。一時期は、神さまだと+-「もうその事は忘れてくれ、惨い」……はい。

兄さんは、Aと同じで私が召喚した事になっています。
同じタイミングだったかは思い出せませんが、殆ど同じ時です。
兄さんは色々な軸が重なり合って、その時漸く人間とコンタクトを取れる期が来たという事でした。兄さんは、私を何故か”ロゼ”と呼び、色々な事を教えてくれました。

でも、それも今から見ると、私の脳内に蓄積された記憶を繋ぎ合わせた物語でした。でも、楽しかったし、とても嬉しかった事を昨日の様に覚えています。自分に居る筈のない子どもの存在や、数多くの親戚たち。その、煌めき輝かしい感情を貰えただけでも、私としては素敵な贈り物を沢山貰ったような心地でした。

今私が何とかやっていけるのも、これまでの感情が残っているかです。解離で薄く成ってしまった現実感を、再び色鮮やかに蘇らせてくれたのは、この、兄さんでありました。

退院後にも、兄さんは私の元へ現れてくれました。

「さて、どうしてくれようか、こんなに良い事づくめな事を言われたのでは、私もお前の望みを聴いてやらねばなるまい。どうだ、言ってみる気は無いのか?」

あ、どうも兄さん。
正直な所、今は待ちの状態だと思ってるのであまり望む事は多くありません。いつものように、私の家族親戚が健やかで在る事や、神様を含めた全ての存在が安寧安泰の時を得られますように、といった内容のお祈りくらいです。むしろ、いつもどこかで有難うございます、兄さん。何かと、苦労をかけます。

「ふむ。解った。なら、今は何もしないでおいてやろう。
時期が来れば、勝手に乗っていくだろう。その為に我々がいるのだから。お前の好きなようにはさせん。が、悪い様にもせなんだ。心して、待っているがいい。」

有難うございます、兄さん。

話しに戻りましょう。
兄さんのイメージは光です。金色の、輝かしい稲光のような金です。以前にも兄さん達の事は書きもしましたが、今一度書いておいても悪くはないでしょう。

兄さんは、羽毛に包まれた竜の姿をしています。
金色の、豊かな羽に覆われた兄さんです。
人の形は、とれるみたいですが、正直見えない私にはあまり関係がない話しでもあります。いや、でも私に語りかけてくる時は人のイメージが多いかもしれません。いい加減でごめんなさいね。

そして、私の記憶をひとしきり使って色々なモノを見せた兄さんですが、病院に入ってからは、私を助ける様になりました。
死が、私を呼んでいるのだそうです。
だから、いつも傍に居る、と兄さんは言います。死が寄り付けない様に、死がどんなに親し気に声を掛けて来ようと、兄さんがいるので死は私を連れていけません。

入院前ではむしろ私がどうやって死ぬから楽しみにしておけと翌々言われたのですが、それはきっと私の心の角度が変わったから、私が生きる方向に変化したのでしょう。

まだまだ、私の人生は続きそうです。

karamozu
絶賛統合失調症ライフを送っています、しがない人間です。どうぞ宜しくお願い致します。