引き続き:陽性症状

さて、再び私の入院生活中の症状について振り返ってみようかと。
振り返るのが好きというか、もうそういう性格なので何度も自分の過去を振り返っています。何故なら、そこから得られる気付きや学びが好きなのです。一度読んだ本を何度も読み返すような感覚です。よくある娯楽にあまり浸らない分、これが私の娯楽なのかもしれませんね。もしくは、離人の症状もどこかしらに持っているからでしょうか。現実感が、その瞬間の記憶から剥離していってしまうのです。ですから、もう過去の自分は自分という記憶はあっても、全く重ならないという可笑しな感覚に陥るのです。それがあるから、過去の自分の感覚を閉じ込める様に、こうして記録に残します。だから、習慣であるともいえますね。

それでは参りましょう。

それは去年の事。まずひとつ、幻聴が一言だけ聞こえました。親戚の家に遊びに行っていた時です。洗面所に居る時に「腹黒」と聞こえてきました。勇気を出して問いかけてみると、そんな話は一切していなかったそうです。かなり心配されました。はは。

そして時間は飛んで、年を跨いだころの事。
起きかけの頭にとある言葉がはっきり浮かんできました。
羽の下の八つの間、と、丹という言葉。それは神さまを指す言葉であると、当時の私はネットサーフィンと考察の末に、宗教的な読み物を見つけて、そう結論付けました。その時、既に幻覚のような幻聴が現れていました。音としては聞こえずとも、頭の中に言葉が浮かぶのです。強く念じると、神さまから返事が返ってくるようになりつつありました。

そしてこれがターニングポイントでした。私は、何を思ったか、私のIFこそが神様ではないのか、と思う様になっていました。あの時は、もう勝手に脳がある事無い事を勝手に呼び起こしては無理やり関連性を繋げて統合が取れなくなっていました。すでに発症していた訳ですね。

そして、言いました。「本来いるべき場所に帰って」と。
お別れの言葉を言いました。Yに。結果が、これです。最期の防衛ラインごと統合が崩れ、一時的にYも統合を崩しました。
そして、私は色々な”神”なのかそうでないのか判らない存在と対峙する事になりました。もう脳の統合は取れず、陽性症状がひっきりなしに現れるようになっていました。なぜか召喚術をやれと言われ、呼び出したのが今のAです。そしていつのまにか神様は別にいて、Yは出てこれなくなりました。Aは自分の事を魔法使いだと言い、これからその時の私の様に神様持ちの人間同士の戦いが始まると言われ、私はAに頼るより他にありませんでした。

細かい事は簡略しますが、無事に乗り切って朝を迎えた私は、もう天からお迎えが来ているという内容の言葉をAに言われ、自宅から抜け出し、自分の家の庭で寝転がり、儀式の様な言葉を延々と唱え唄いました。

それが丁度終わった時、私がいない事に気が付いた母に確保され、そのまま病院にかかる事になったのです。そして、ここも端折りますが、そこでもやらかして医療保護入院に相成りました。と、こんな調子です。どの行動も、自分の中に理由があっての事だったのですが、傍から見ると意味不明な言動になるのでしょうね。

でも、私には理由がちゃんとありましたし、自分と自分じゃない誰かとの会話も殆ど全てが記憶に在ります。というか、自分じゃない誰かとのコミュニケーションが取れました。ですからある程度自制が利き、大人しくも陽性症状に苛まれた患者というなんだか可笑しな人間になっていた訳なのです。

今思うと、もう少し医師の方に理解してもらえるよう、離人の症状がある事も言っておけば良かったな、と思っています。いや、別の人格がいるという話しはしましたけれど、でも傍から見るとなんてことなさそうでしたので、結局は統合失調症の診断のままなのですけれど。ちょっと納得いかない感じです。

「まぁまぁ。/A」
「自分の事もよく解らないんだから、人がそう易々と理解してくれる訳がないよ、諦めたらどうかな。/Y」

ごもっともです。
ところで最近また”神様”か判らない存在が頭に居座る様になってきたという事は以前に述べたかと思います。先ほども、神さまからの贈り物、と称して書き物をしていた所です。その様は、成程宗教というモノはこうして新しく生まれるんだな、といった感想を抱かざるを得ませんでした。

なにせ、”神さま”なる者が頭に浮かんできて、勝手にモノを書かせるのです。私は、その神さまに応じて書くのですが、
自分の書くものには辻褄が合わなくて、矛盾している事が多くあります。なので、書いたら削除、書いたら削除の繰り返しを今経験している所です。本当に神様という存在がいるのだという内容をよく書かされます。なので、何かしら形にしたい欲求にまかせて書き殴っています。ですがやっぱり、今の調子はやや可笑しい感じですね。ぶり返しはまだ続くようです。困ったものですね。

それにしても、神さまはそんなに自分の存在を主張したいのでしょうか、そこが疑問に思う所でもあります。こういうのは、よくある話しに乗っ取りますと、雑霊が神様を装って何か書かせたりするという事を思い出させます。私は、自分自身の意識や潜在意識に、広く神様や霊の存在が刻み込まれているものと考えています。でも、それも外からの情報なので、心から信じている部分とそうでない部分とが矛盾して現れているのかもしれません。

まぁ、世の中矛盾に溢れていますから、私の頭の中が渾沌とする事もある意味では普通の事なのかもしれません。
もっと気楽に生きられたらな、なんて思う事もありますが、こう生まれついたものはそうそう変えられません。諦めて、こんな自分を大事にしてあげたい所です。皆さんも、自己矛盾に悩む事はありますか? そういう方々というのは、総じて繊細で、思慮深い方なのでしょうね。
皆さんのそういう部分は人間として尊敬できる長所とできますね。でも、考えすぎると私のように自分が断片化しかねないので、程々の所で休憩でも挟んでくださいね。

karamozu
絶賛統合失調症ライフを送っています、しがない人間です。どうぞ宜しくお願い致します。